プロジェクト概要

ドローイングは、狭義には紙に線描きされたものを指しますが、広義には多種多様なものが存在しています。また、画家や彫刻家、建築家などによる構想画もあれば、子どもが描いたものや何気ない落書きなど、どのような人でも作り出すことができるものといえるでしょう。

そして、ドローイングには、作品として「特別な価値」を与えられるものも多く存在しています。「特別な価値」を、「人々にとって有益な何かをもたらすもの」として理解するなら、ドローイングは、そのような価値を生む仕組みをもっているといえそうです。

「発想の現場としてのドローイング・アーカイブ」は、このドローイングがもっている「価値を生む仕組み」を読み解くことができるようなアーカイブを作ることを目的としています。

「発想の現場」というキーワードは、この仕組みを理解するために立てた仮説のような言葉です。それは、描き手は、描く行為によって、あるイメージを表すだけでなく、別のイメージを促されるという、発想そのものを生む現場としてドローイングが作用しているのではないか。また、描き手だけでなく、それを鑑賞する者にとっても、同様の作用があるのではないか。このようなことを、おそらく誰もがドローイングに対峙するときに感じるのではないか、という仮説に基づいています。

このwebサイトでは、ドローイング画像やドローイングにまつわる話など、収集したものの一部を公開していこうと考えています。そして、今後時間をかけて、ドローイングアーカイブのプラットフォームになることと期待しています。

プライバシーポリシー

よくあるご質問