No.81

田中栄子

Q1『描く(行為)』『イメージ(すること)』どちらを先に行いましたか?

写真イメージからレイヤー構造を思考する(イメージする?)

Q2 具体的にどのように描いたか教えてください。

写真イメージを選択または出力→トレース(線の抽出)→トレースした線を色紙になぞりる→ハサミで色面を切り出す(ハサミでドローイングする)

Q3「描く⇄イメージ」が行き来していた具体的な事柄について教えてください。

先にトレース(抽出)した線と写真(色面)の行き来の中でどの階層(レイヤー)での線に囲まれた色面を切り出すかの往復、 使用する色紙の選択と手前から奥へと空間が圧縮されたコラージユとしての写真イメージから、一層づつ色面で解釈して形態を切り出している。

Q4 アップロードしたドローイングについて、ご自身にとっての位置付けを教えてください。

途中経過

Q5 ドローイングを行う目的、気をつけていることやこだわりなどについて教えてください。


学生時代から版画作品の制作時より、新聞や雑誌などの写真イメージの切り抜きを行い、それらを集めている。 それは身近に氾濫する印刷物の中から写真を選び出し、切り抜く行為によって自分の嗜好や思考を探る為の練習のためでもあった。また、写真のコラージュによって、思っても見ないような組み合わせの色面ができたり、版画作品で舞台の書割りのようなイメージをつくるの際に切り抜きの写真イメージを利用していた。

Q6 ドローイングを行うとき、完成(形態感)を目指すor完成を避ける

ドローイングというメディアの着地点での完成を目指す

Q7ドローイングを行うとき、ルールを作るor作らない

ルールを作る

Q8ドローイングの中で、要素を繰り返すor繰り返さない

要素を繰り返す

Q9 ドローイングを行うとき、仮説(ドローイングの目的意識などを達成するための考え方)を設定するor設定しない

仮説を設定する

Q10 なぜ、その画材を選択しましたか?

写真イメージを色面として扱いやすいから