No.77

山岡 敏明

Q1『描く(行為)』『イメージ(すること)』どちらを先に行いましたか?

『描く(行為)』

Q2 具体的にどのように描いたか教えてください。

グルグルと手を動かして線を描き、現れてくるカタチから直感的に引っかかりのあるものを見つけてたぐり寄せる。土の中から木の根っこを掘り起こすように、あるべきカタチを探す。線の戯れではなく、地と図の関係を持った量塊のイメージを現す。

Q3「描く⇄イメージ」が行き来していた具体的な事柄について教えてください。

現れてくるカタチを見て、これじゃない部分を出っ張らせたり引っ込めたり消し去ったりしながら全体のカタチを探す。粘土で盛ったり削ったりする感覚に近い。

Q4 アップロードしたドローイングについて、ご自身にとっての位置付けを教えてください。

「成功」と判断したもの

Q5 ドローイングを行う目的、気をつけていることやこだわりなどについて教えてください。

荒唐無稽なよくわからないものではなく、著しく異形でありながらギリギリこの世界の法則になぞらえたフォルムを見つけ出す。 曖昧さによる広がりや奥行きに頼らないで、はっきりと存在を示しつつ、それでもなお「在る」ことの謎を孕んでいること。

Q6 ドローイングを行うとき、完成(形態感)を目指すor完成を避ける

完成(形態感)を目指す

Q7ドローイングを行うとき、ルールを作るor作らない

ルールを作る

Q8ドローイングの中で、要素を繰り返すor繰り返さない

要素を繰り返す

Q9 ドローイングを行うとき、仮説(ドローイングの目的意識などを達成するための考え方)を設定するor設定しない

仮説を設定する

Q10 なぜ、その画材を選択しましたか?

描き心地が良い、手に馴染むから, ダーマトグラフとオイルパステルはフィキサチーフをかけるまで硬化せず拭き取って描き直すことができる。